専門用語集
用語 説明
一般食 カロリーや栄養素の計算がなされ、現在広くNPHで提供されている食事のこと。
※一般的には、一般(治療)食は、常食、軟菜食、菜食、流動食に分けられますが、現在このプロジェクトでは、常食のみを一般食と呼んでいます。
病院食事基準
(院内食事基準)
患者の性・年(月)齢別、病気の種類や身体の状態などによって、給食の内容を判断するための基準。医師はこの基準に基づき、食事箋を給食部に発行することになる。
栄養サポートチーム NST(Nutrition Support Team)。医師、看護師、栄養士薬剤師がチームを組み、それぞれの視点から患者さんの症状を分析し、知恵を出し合って治療に当たる体制。治療のための病院給食と栄養士がとても重要。
口唇口蓋裂 口唇や上あごが生まれつき裂けている病気
食事箋 食事の指示書
食品成分表 食品の各栄養価やエネルギーが詳細に記載されている。メニューを作成するために使う。
食品交換表 食べ物を同じような栄養成分の食品グループに分けて、その中で食品を交換しながら食事・献立の主のエネルギー計算が簡便にできるように作成されている。メニューを作成するために使う。
特別食 より患者の病態に配慮された食事。現在このプロジェクトでは、「常食」以外の豆乳、軟菜食、流動食なども「特別食」と呼んでいます。
※一般的には、特別(治療)食は、高たんぱく・高エネルギー食、減塩、低脂肪食、アレルギー食などを指します。
流動食 固形物を食べられない状態の患者に提供されるもので、NPHでは、豆乳を提供しています。
口蓋裂やひどい口内炎など粒のある食事を噛んで飲み込むことが難しい場合、また、胃腸の消化吸収の機能が低下している場合に、流動食を提供します。固形物よりも液体の方が、消化の際に胃腸に負担がかからないためです。
軟菜食
(軟食)
極力通常の食事と同様の食材を使い、柔らかさ、食べやすさ、消化の良い食材に配慮して調理した食事
高エネルギー高タンパク質食 低栄養、外傷や感染症によって必要なエネルギーやタンパク質の量が通常よりも増している患者に提供されます。NPHでは、一般食または軟菜食とあわせて豆乳を提供しています。
補完食
(Complementary Feeding)
WHO(世界保健機関)は様々な観点から授乳の期間は2年以上を推奨していますが、生後6カ月を過ぎると、母乳だけでは赤ちゃんに必要な栄養が足りなくなるため、授乳に加えて与える食事を補完食と呼びます。 離乳食は赤ちゃんが必要とする食事の大部分を母乳・ミルクからではない食物から摂取できるようにすることに特に意識が向けられるのに対し、補完食では母乳に足りないものを補うことに重きが置かれています。
2011年10月現在、NPHでは白身魚やレバー、青菜を細かく刻んだものを加えたお粥を提供しています。
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