栄養に配慮した、治療の一環としての病院給食を、朝、昼、夕の1日3食提供し始めました。また、患者全員に届くように、調理員が各病棟で患者の名前をチェックしながら配膳しています。
<プロジェクト開始前>
今までの給食、ご飯とスープ | 厨房まで患者の家族が受け取りに行く。受け取り は早いもの勝ち |
<プロジェクト開始後>
専用食器を用意し、衛生的かつ均等な配膳が できるようになった。昼食・夕食はご飯、スープ、 おかず及び果物かお菓子の4品(写真)。朝食 はおかゆ。 |
病棟まで給食を運び一人一人に配膳する |
患者の病態に即した病院給食の第一歩として、2008年7月から外科病棟の口唇口蓋裂(唇や上あごが生まれつき裂けている病気)の子どもへ、またその後は、乳幼児へも豆乳の配布を始めました。手術を受けた直後で普通の食事ができない子どもや固形物が食べられない幼い子どもにとって、栄養バランスがよくカンボジアで飲み慣れている豆乳はうってつけの治療食です。
お母さんに豆乳を飲ませてもらう入院中の口唇裂 の子ども |
配布されている豆乳。冷蔵庫がなくても保存でき るので安心 |
●7種類の給食を提供
2014年3月現在、7種類の給食を提供しています。一般食、軟菜食、流動食(豆乳)、補完食、高エネルギー高たんぱく質食、減塩食、そして無塩の補完食です。